読書:毎日が日曜日

毎日が日曜日読了。
城山三郎の企業小説。総合商社でやや左遷気味な京都支店に行く主人公。定年退社するウーさん。2人の対比で仕事と人生のありかたを描く。総合商社といってもテレックスとかテレタイプの時代。それでも専用回線の総延長距離は40万キロ。さらに衛星回線も。
ウーさんはプロジェクトを一つも立ち上げなかったが、やや公私混同で蓄財財テクに励んで貸し店舗を4店持って引退。主人公は京都支店という弱小支店の支店長になるが、相談役が京都在住、その他日本接待の総本山?なため上層部にゴマをするには絶好なポイント。
徹底的にゴマをすれ、というウーさんのアドバイスに主人公は…。
ゴマをすれば昇進というそんな浅い単眼的な話ではないので注意。総合商社という日本ならではな企業形体も事細かに描写。壮絶な海外勤務の実態も。

コメント

タイトルとURLをコピーしました