東京ディズニーシーに会社の研修として行ってきた

東京ディズニーシーに会社の研修として行ってきました
TDSに平日行ってきました。でも遊びではないのです。一応研修です。あ、一応じゃなくてマジ研修だったかも。かも、はマズいな費用は会社持ちなんで。

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フッフーウ、ヒューヒュゥーー!!平日のTDSは最高だぜい!しかも天気も快晴!るんッ!

サービス業の極みにあると言っても過言では無いTDR。

私共もIT産業の末端の最下層の末席を泥汚ししている身分で恐縮ですが、参考になるに違いないと訪問し実地にてそれに触れ何がすごいのか各自探索し、今後の発展を祈願して一本締めの一本や二本締めようじゃないか、学ぼうじゃないか、というのがその意図です回りくどい。

ちなみに講師役は会社の後輩君です。彼は日本でも有数のDisneyヲタの侍です。

ヲタと言ってもファンタジーとかフィクションのストーリーは楽しいな的な視点は皆無?だっけ?でひたすらデ社のビジネスロジック研究の徒みたいです。

ディズニーに関するビジネス本はほとんど読んでる?とか。年パスで行きまくり?とか。
米本社のアニューアルレポートまで読んじゃうとか?実際すごい人なんですわ。

朝、駅前集合。
TDS園内に入るなりまずは腹ごしらえ、ということで

東京ディズニーリゾート:東京ディズニーシー:地図

のアメリカンウォーターフロントにあるDeliで朝ごはん&今日の研修意図の説明ミーティングです。

●迷った時のSCSE

某氏よりまずSCSEの説明。

詳しくは
東京ディズニーリゾート:エクスペリエンスのための四つの鍵「SCSE」
SAFETY[安全性]
COURTESY[礼儀正しさ]
SHOW[ショー]
EFFICIENCY[効率]

社員やバイトなど業務に関わるもの向けの行動原則、らしい。
もし何かに迷ったらこの「SCSE」に立ち返って判断する。

優先順位も表しており、S、C、S、Eの順でSafetyのSが最初で効率のEが最後。

確かにこの順番でしょう。まず安全は全てに優先する。そしてCOURTESY[礼儀正しさ]。
ようやくの3番目にショーです。全世界のショービジネス界でトップに君臨する帝国のモットーがショーを2番目ではなく3番目にするという意味…、とてつもなく重要だと思いました。

そして4番目に効率…。これが巨大ディズニー帝国を築き上げたマインドセットなのだなぁと感銘をいたく受けたよこの朝飯の時点で。

昨今の食品偽装やら何やら…、政治家に官僚とか…ほんとに…。見習って欲しいとおもた。

講師の後輩君曰く、今日はあちこち見て回りますがSCSEの観点で考えながらあちこちを観て回りましょうとのこと。
そしてそのDeliも某氏に言われて良く見ると数々の仕掛けがありました。

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●商店街とお店を一つの建物で演出
一つの建物なのですが、商店街を表しており、レジで食べ物を受け取った後どの店で食べるかを選べる感覚。それぞれ芸能事務所だったりとかの役割を内装や備品で表しています。備品もそのお店にちなんだその時代の本物をオークションなどで集めてきたらしいです。新聞やら公演のポスターなどなど。
やや雑多感はありますがゴチャゴチャでしゃばらずうるさく無い感じが良いです。むしろシックな時代感で統一されています。

ニューヨーク・デリ 東京ディズニーシー

外に出てお店の看板を眺めて分かったのですが「ニチレイ」スポンサード。ニチレイの文字はめちゃ小さいです。つーか気づかないほど。だからメニューにアセロラジュースがあったのかぁと一同気づいた次第です。これすヴぁらしいですゆお。
その次は某氏の案内でそこを出て列車に乗ります。未来の世界「ポートディスカバリー」行きです。

ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ

●強化遠近法の建物
駅のホームはビルにして3階ぐらいの所にあるか。某氏に言われて初めて気づいたのですが、町並みが強化遠近法で建てられています。強化遠近法という言葉は初めて知ったのですが、表記の通り遠近法をより強化して見せる方法です。
映画のセットで町並みを建てるときや大きな銅像などに用いられるらしいです。

つまり、ビルの、1階の高さ > 2階の高さ > 3階の高さ、と上に行くにつれそれぞれの階の高さが短くなるのです。
1階の地上からみるとビル全体の高さがより強調されるというわけ。逆に下から見上げる銅像は下から見て自然になるように本当は頭でっかちな造形、だったかな?

この街「アメリカンウォーターフロント」の建物はどれも強化遠近法で建築されています。

なので、それをこの駅のホームから見ると3階なんかは腰を屈めても歩けないんじゃないかというぐらい低さ。まるで映画「マルコビッチの穴」に出てきた謎のオフィスみたい。それほどの極端さです。

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この写真だと分かり難いすかね?

これらは以前、TDSを訪れた際は全く気づきませんでしたし、この電車から町並みを見たことも何回かあるはずですが初めての認識、知覚…。この言われてようやく気づく、というのは演出としてとても見事なんじゃないでしょうか?
あるいは小生がものすごっく鈍感だったという可能性もあります…。

そして電車に乗りますが某氏の指示で園の外側、つまり船とか東京湾が見えるように座ってくださいとのこと。何々?その何かありそうな気持ちを高ぶらせる演出はー、i君。

●園の内外を雰囲気壊さず遮断
東京ディズニー「シー」なので?海側というか海との接点を活かし、かつディズニーランドなので非日常を演出する外界との遮断が肝なのでしょう。

園内にも豪華客船が停泊する海、そして電車の向かう先の未来ワールドにも海のモチーフが生かされています。
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上記2枚は園内の海です。ですが、リアルではなく作り物らしい。この昆布とかフジツボ的な貝やらのリアルさ!東京ディズニーシーなんだから海と繋いじゃって作り物ではなくリアルseaでいいじゃん、と思いきや…。
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アメリカンウォーターフロント内ではそれら園内の海のその先に防波堤?がありその先に実際の東京湾が見えます。
その防波堤が未来の世界になると堤防になります。

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アメリカンウォーターフロント発で、到着した未来ワールドの駅から撮影。堤防の先に見えるのは東京湾です。
堤防には水門があって水が少し噴射して漏れているのが見えます。

危ない!あの水門が決壊すると東京湾の水が一気になだれ込む!そんな未来の温暖化の水位がやヴぁいよ、という様に見えますが実は…。

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あれ?さっきは普通の防波堤だったでしょ?客船が停泊していたし、でもこっちの水位はいつの間に上昇?あれれ?

そう、どちらの水位の認識も全くの錯覚なんです。

まず園内の水面の方が東京湾よりもはるかに高度が高いのです。そしてその高度差を利用して壁の向こうにはモノレール、道路などが見えないようにしているのです、らしいです。さらに距離を置いて海、となっているのです。電車や園内の徒歩領域下からみると園内の海と東京湾の水面があたかも高さが同じか、さらにワールドによっては高いように見え、さらに距離も隔てているようには見えないのです。

言われてようやくそうかな?という感じ。ちょっとは信じられないのですが確かにそうなっているはず。上の写真を見てそう思えますか??

目隠しをしつつこのような面白い仕掛けを提供。しかもこの言われないと全く気づかないという作為的ないやらしさが全く匂わず、緻密かつ大胆な演出…。

これはかなり驚いたです。

●ワールドの境目の演出
あちこちの境目で水を効果的に使っています。川にかかる橋を渡って次の世界、滝の音や水の音で世界を切り替えなど。
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ここの境目が一番大胆で好きです。ミステリアスアイランドからの洞窟越しにメディテリーニアンハーバーを臨む風景。ネモ船長とかのワイルドサイエンスというかレトロフューチャーな世界観からベネチア的世界を臨む、かなり狂った光景で好きだ。

もちろんそれだけではない細かな演出があちらこちらにあるのがワールドの境目なんです。
未来の世界を歩いて隣の世界「ロストリバーデルタ」に向かいます。ロストリバーデルタはインディ・ジョーンズのライドがある様な時代的には第2次大戦中(近代)という感じか。
未来の世界とロストリバーの境目辺りにお店があります。

スカイウォッチャー・スーヴェニア
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このお店の位置ですが、向かって左側方面が未来の世界で右側が(インディ・ジョーンズ的)近代です。
でも写真を良く見てください。左側の未来の世界の方が汚しがかけてあったり、やや壊れていたりして、右側がピカピカ未来感を出した造形になっているのです。看板のSKYWATCHERの文字の辺りや庇(ヒサシ)の下の汚れ具合が見やすいかも。(写真はクリックするとサイズ選べる画面に遷移します。拡大してよく見てみてください。)

あれ?世界の位置と逆じゃない?と思われますが、境目なので左から右、つまり未来から近代に行くときは左側が見えやすいので次に訪れる世界観を強調してやる、つーことらしいのです。

ははぁ、細かな演出だなあ、と思うのもつかの間…。

●極小部分にこそ魂が宿る
地面には赤錆びた汚れが流れたように見えるものがあります。
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上の写真だと例によって分かりにくいすかね…。

某氏がこれなんだか分かりますか?と質問。誰も分からず。流れている向きが同じですね?

ほんとだ。これは実は火山の噴火弾が飛んできた跡、らしい。確かに噴火口からの向きと汚れの向きがあっています。

●他にも…
他にも某氏の薀蓄をいろいろ聞いたはずなのですが失念。レストランのレジPOS並ぶ時、客2列並びで効率化。1列は注文伺い、もう1列が注文考えて、注文終わると先に進んで厨房より受け取る、と交互にどんどん進んでいくとか。
あちこち行って乗りまくり、ライドの途中で撮られる写真はタワーとインディのライドで購入。
今まで買ったことはないのですが、10人近くで行くと1枚買えばお得感。
いろいろ乗ったり見たりした後、疲れたので

客船内のテディ・ルーズヴェルト・ラウンジでお茶休憩。ここは雰囲気良くて好きです。
以前来た時は、コーラスグループがアカペラでディズニー楽曲を合唱していました。
ブラビッシーモ観てからイクスピアリのトラジで焼肉焼いた。

そんなこんなで歩数は久々の2万歩超え!

●結論:
やっぱ平日に行くもんだねー。ぢゃなくて…。
・SCSEというマインドセットを伝え広める組織体系、命令指示系統
・キャストの教育、意欲をチアフルするモチベイターセット
・滞りなく運営を行う経営体制
・短編アニメをスタートに映画、TV、ランド、リゾートと無理をせず経験を生かしつつ一歩ずつ水平展開していく効率化
・クォリティコントロール
 などなど…もっといっぱいあるのでしょうが…良く分からないので。
言い方は悪いかもしれないけどまさしく帝国主義みたいだ?楽しげなコンテンツビジネスの裏側はThe warなんだろうなぁ。
某氏がデ社のビジネスロジックのヲタになってしまうのも理解できたよ。
といろいろと感慨深く物思いに耽ってもしまうし。
こんだけの長文をエントリしてしまうことにもなったし。
非常に有意義な研修を過ごした日でした。
完。
追伸。
某氏はこの手のアテンドをやっぱりいろんな人に頼まれて行っているみたい…。
でもこのアテンドツアーは面白いのでお金取れるぞ…。

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