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競作五十円玉二十枚の謎
book_author 若竹 七海, 法月 綸太郎, 依井 貴裕, 有栖川 有栖, 笠原 卓,
book_score 3.0,
book_updated 010918

毎週土曜夕方に五十円玉二十枚を千円札に換えてくれ、と本屋に来る男がいる。推理小説家、若竹七海(実在)がバイトをしていた頃の実話の話を元に、プロの推理作家、一般公募でその謎を短編ミステリーにした競作。真相はもちろん分からずじまいなのですが。掲載の短編には幾つかパターンがある。内輪ネタ、最後に日和ってしまう、マジで描く、とかの複合。マジで描く、パターンの期待大だったですが、どこか腑に落ちない感じ。で、本の最後にはまだ公募しているとの記述(今年5月の締め切りだった)。もちろんみんなマジで描いているのですが。実際にあったこととのリアリティとの乖離を感じてしまうのだ。出てくる小説のネタでも幾つかあるのですが、素人ミステリーファンがうんうんうなって考えてしまう罠に私もはまりそう。フェルマーの定理みたいなもんかな。でももうネタ出尽くしてるよなぁ。

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競作五十円玉二十枚の謎創元推理文庫

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