ivva book_review

ZERO
book_author 麻生幾,
book_score 3.0,
book_updated 010817

公安警察、外事警察官の実態がかなりリアル?に描けている気がする。実際はハードなエスピオナージの世界なので本当かどうかは知る術も無いが。そういった意味では大蔵官僚の世界を題材にした小説、「三本の矢」と似ている。物語は外事警察官の中国大使館のエージェントの情報提供者獲得から始まり、伝説のスパイ、スパイマスターの世界、接触方法から尾行方法、その他手口が克明に記述される。公安警察内の秘密組織が題名。ここまで精密に記述されるとそんな秘密組織もあっておかしくない気もする。最後にかけての盛り上がりは有り得ない気も。

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