Photo and Walk : 下総航空基地ウォーキングに参加してきた

Walking @ JMSDF Shimofusa Air Base
下総航空基地ウォーキングというイベントに参加して写真を撮りまくって来ました。091128 Sat.に開催。
海上自衛隊下総教育航空群の基地、なようです。
下総航空基地(Wikipedia)
http://www.mod.go.jp/msdf/simohusa/
拙宅の上空をよく対潜哨戒機が飛び回っていて結構うるさいし、近所にあって自転車でもがんばれば行ける距離なんで飛行機を撮影に行こうかなーと調べていたらこのイベントがあることを知って申し込みました。要事前申込で、住所氏名年齢電話番号などをメールで。やっぱこの諸々危険が厳しい昨今しょうがないですね。で申し込むと情報本部のDBに自衛隊シンパ、または危険分子として登録されます。嘘ですが。
ホームページには飛行時間のスケジュールも書いてありました。なるほど。これがあれば飛行機の離着陸撮影に行けるな。
歩くのは10時からスタートですが集合時間は朝9時半。説明とか準備体操とかするかららしいです。
駐車場はあるが数に限りがあるということで公共交通機関で、とのこと。バスは8時半頃に東武野田線高柳駅発。てことで土曜日にしては珍しいくらいの早い外出です…眠ひ…。
(帰りに見てみると基地外(!?)のおそらく官舎の空き地を駐車場として幾らかは駐車してました。でもそんなに多くは無かった。そしてこの辺も隊員の方が誘導されてました。お疲れ様です。)
駅を降りるとリュックとか水筒を持ったそれっぽい人たちが多数。バスで10分もかからないかな?んで9時頃に到着。ゲートには警備兵?歩哨?が立っています。
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案内に従って運動場へ。この運動場がかなり広いです。サッカーとラグビー場同時ぐらい。んでなぜ準備運動が必要かというと7.2km歩くからです。滑走路、誘導路を丸ごと歩くのでかなり長い直線を歩きます。
下は地図。この地図の右上辺りの空間が運動場。それと比べると滑走路の大きさが分かると思います。

↓の右上に滑走路が南北の縦に伸びてるの見えますかね?この縮尺で見るとかなり大きいの分かるでしょ?

トイレを借りに建物の中に入るとパンフレットや基地の地図などの説明を広報の方が行っていた。
のでマニアックな質問をした。
訓練中にソノブイ(Wikipedia)を飛行機からポンポン海に落として潜水艦を探すのですが、ソノブイは回収するの?と質問。すごいハイテク装備だし自衛隊なので回収しそうな気もするが、回収するには電波とか出さないといけないし、でも電波出してると仮想敵国やら素人さんに回収されてしまうし?と聞いたらしばらくしたら自沈するとのこと。
あるいは訓練の時はソノブイを使わないこともあると。落下した、とした時点で(おそらく落下点、時間を訓練の司令部?潜水艦の位置を把握してる所に通信すると思料)、潜水艦との距離、方向などでクジを引いて当たりかどうか判定させると。クジはランダム要素を混ぜるからと。
麻生幾とかの小説とかだと、潜水艦をやっつけたぜー、つって飲み会になる記述があるのですが、それも聞いたらはぐらかされました…。でも飲みに行くよね?帰りのバスからはどう考えても隊員向けの飲み屋も見えました。店名からして隊員向けってことが分かってしまいましたよ?
訓練中の飛行機が飛んでいるのを近所でよく見るのですが、機体の下にソノブイ落下用の穴が丸く幾つも空いているのです。
で、広報の方からウォーキングイベントの説明。距離とか大体の時間とか、誘導員に従ってくださいとか。24時間はこの基地での離発着は無い予定ですが、他の基地の飛行機とかが故障などで緊急着陸の可能性も0じゃないので誘導員の説明に従ってください、とのこと。あと滑走路に入ったらトイレ無い、とか。
そしてラジオ体操。他の参加者の方も仰ってましたが、ラジオ体操するのは何年ぶりだろう?と。御意。
集合した人々。ラジオ体操終了後の出発直前。
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そして出発。しばらく誘導路を歩くと哨戒機が見えてきます。
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歩きます。ここからが結構長い。
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途中にある、まことちゃんハウス。
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ぢゃなくて目立ちやすく塗装してあるのでしょうね、これは。
そして、格納庫。
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そしてこの後、格納庫に入って日本の最高軍事機密を撮影しまくります。
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これYS-11だったかな?
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エンジンはロールスロイス製。
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たしかロールスロイスはジェットエンジンも作っているはず。
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格納庫のシャッター。
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超デカイ扉ですな。
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官舎の中を歩いてゴール地点へ。通りには大東亜戦争中に使用した兵器の展示物も。どれも結構デカイです。
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ゴール地点はPXの前。PX?というのはPost Exchangeのことか。基地購買部ね。その建物の中にはコンビニ、デイリーヤマザキもあります。喫茶室とか。この時点で11時半ぐらいだったかな?
んで購買では他にも幾つか店があって、靴からカモフラの服、あとは隊員が実際に被っている帽子などが買えます。小生は海上自衛隊のバッジと「TACCO」のワッペンを購入。TACCOのワッペンは残り1個で売店のおばちゃんも最後の1個だね、とのこと。
で、TACCOとは…。

戦術航空士
戦術航空士(せんじゅつこうくし、Tactical Coordinator:TACCO=タコ又はタコー)は、海上自衛隊の哨戒機P-3C、US-1A等の搭乗員である。主に航空学生から選抜されるが、防衛大学校や一般大学の卒業生からなる一般幹部候補生出身者の戦術航空士もいる。第201教育航空隊(小月)で初等操縦訓練(単独で操縦が出来る事を目的とする)を受け、合格しパスした後に、第205教育航空隊(下総)で航空士基礎訓練を受け、次に第203教育航空隊(下総)でP-3Cによる実機訓練を受け部隊配属となる。第203教育航空隊では修業時に金色のウィングマークが授与される。部隊配属後は、ナブコムと呼ばれる通信航法員を担い、2~3年の下積み経験を経てから戦術航空士となる。
主な任務は、P-3Cに搭乗しての戦術的な判断、たとえば哨戒パターンの設定やソノブイ敷設プランの設定と戦術の実施である。よって操縦をすることはないが、任務機長(PPC:パトロールプレーンコマンダー)として機長という位置につくこともある。海上自衛隊の各航空基地にはASWOC(アズオック)と呼ばれる対潜水艦作戦室があり、衛星通信システムを介して命令の受領と戦術の実施状況を報告し、実質的な戦術(手段)の調整、選択によって効率的な哨戒任務を遂行することが使命である。

対潜哨戒機では機長が全てを把握、コントロールするのは難しいので、TACCOが任務機長として任務遂行する、てことらしい。どえらく複雑な任務だからね。これは究極の鬼ごっこですからね。潜水艦との。ってこれは失礼な言い方ではなくてね…。最高かつ究極にしのぎを削るTotal warとしての鬼ごっこだからねっ!って違うかな?実はあんまり詳しくなくて。トム・クランシーとか麻生幾の小説に出てきたのを読んだくらいの知識ですよ。
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他にも旧海軍時代の飛行機が展示されています。
基地の入口に行って首に下げていた番号札を返します。すると完歩証明書をもらってこのイベントは終わりです。結構長い距離を歩いたので足の裏が疲れた感じ。でもあれだけ長くて広いまっ平らな空間を見たり歩いたりしたのは生まれて初めてかと思う。そして対潜哨戒機たっぷり見れたし写真も撮れたし満足したー!
(^^)v
隊員の方もボランティアで多数参加しており、案内や誘導、説明などされてました。お疲れ様でした。
んでバスに乗って帰りました。

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