ビフォア・サンライズ　と　ビフォア・サンセット。
以前はレンタルで見たのですが。結局余りにも見たい＆好き＆保存版にしたいので買ってしまいました。これはとっても1vv4らしくない映画ですか？
ビフォア・サンセット：
ヨーロッパの電車で出会ったパリ人女性とアメリカ男性の出会ってから、別れるまでの14時間の物語。たった一晩、ウィーンで語り、歩くだけの会話劇。これだけじゃ伝わらないよなぁ…。あきらめました。でも買って何回も見ちゃうほど好きなんです。会話が良いです。ニヤニヤ、じゃなくてニコニコが止まらない感じ。幸せ～。
脇役たちも良い。素人演劇の男性、手相占いの女性、即興詩人…。即興詩人に実は憧れています。
本当に旅先での出会いがリアルに感じられる。どれだけリアルかって言うと…。こんな出会いがあったらいいなぁと思うかもしれませんが、似たような経験があるのです。思い出してしまいます。
そして映画のエンディングですが、これ以上の切なさはないと思います。
ビフォア・サンライズ：
別れるとき、半年後、同じ駅で…と約束した2人だったが…。結局半年後に出会えたのか？でも映画冒頭の時間はあれから9年後…。2人はどうなったのか。どんな職業に？そして結婚は？これまた会話劇。でも今度はたったの85分しか時間が無いのです。
そして9年後、なのですが、撮影時期もリアルタイムで9年たっているので、2人も9年分老けています。思ったよりめっきりね。
冒頭のシーンは、あっ！と思ってしまった。唐突過ぎるので何回も巻き戻して見た。9年ぶりの再会は一瞬で氷が解ける部分と、徐々に寄り添っていく部分の融和が微妙かつ繊細で暖かくて良い。
どうして？の連続が切ない。どうしてあの時連絡先を交換しなかったのか、どうしてあの時…。サンライズの出会い冒頭の台詞が今見ると重い、つらい。あの時の会話がまさかこう繋がるとは。ってそこまで深く伏線張ってなかったとは思われますが。
また、この結末が！３があるのか？でも無いんだろうな、という藪の中…。
こっちには特典映像があります。これも必見！です。会話劇って撮るの大変なんだねぇ。長回しだし。
そして穿った見方をすれば、予算が付いたんだなぁ～って感じか。こっちももちろん小規模小作品ですが。
—
今回は詳しく説明してみた。