映画 : レディ・イン・ザ・ウォーター

レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版 [DVD]、鑑賞。
つまらないと思う人も多数かと。
そして小生は非常に面白いと思った。何故かというと……。
と、それについて触れようとするとここから先が全てネタバレになるので何も書けまへんがな!
うまいなーこの仕掛け。つってもシャラマン…シャマラン?シャラマン?どっちだ?シャマランか…シャマラン監督の旧作でいうとヴィレッジとかシックスセンスとかサインみたいな最後にびっくらこいた系ではないです。というと残っているのはアレですよね。アレはDVD購入したことがあるぐらい好きな作品だったのでハマりました。
以下ネタバレで。
[メタ構造すね。アンブレイカブルをさらにもう一踏ん張りメタ化した様相。ということで映画ヲタ、てか正確にいうとストーリー構造ヲタにはドハマリでは?
特にメタだなんだとかメタメタ言っている人はこのメタ構造に直撃されるでしょう。
そんで少女「レディ」の名前がそのまんまズバリ「ストーリー」だもんね!
てか既に筒井康隆の小説にありそうですが…。いやSFとかミステリー小説でもこの仕組みあるはずだよな??よく分からないけど…。
映画評論家がストーリーの構造を分析して語り、さらに狂言回し的な役割も持っていて成立するところなんかゾクっとしました。
前半は警察に即連絡しない、ということに足り得る理由が無いので違和感を感じますが、それすらも折り込み済みなんだよね。
上記は下着付けて無い格好の次のシーンがアジア系女性ヤン・スーンの奇抜な格好に成る所とかで、そうじゃないかなーと思いました。
違和感を餌にしてジワリと釣っていると思料。これ勘ぐり過ぎ?
ラストの獣同士の格闘シーンは何故生じたかが語られてなっかた(?よね?)けど、お伽話というストーリー上では成立する、という立場になっちゃったよ、小生…。入れ込み過ぎだな…。
]
エンドの水面下からの視点で波紋で良く見えない演出もうまく効いてる。
エンド・クレジットの最後の最後、のメッセージもいいなー。
ここはネタバレ欄なのでメモしちゃいます。
[TO MY DAUGHTERS,
I’LL TELL YOU THIS STORY ONE MORE TIME.
BUT THEN GO TO BED.
]
ネタバレ終了。
何にせよ、今までのシャラマン作品の中で、これだけ何にも語れない仕組みになっているのはずるい。
つって、気になる?そんで観たくなる?
冒頭でも書いたようにその何故かの一切(かなー?)が語れないのはウマ過ぎです。
十分楽しめた。
あー、その何故楽しめたのかすら語れない、そんでその言い回しが返って期待を持たせてしまうんだよなー。というズルさ。期待しちゃうとダメですよん!
こういう作品こそ、もう1回オーディオ・コメンタリー版で観たくなるけどレンタルだと無いのかな?うーん。

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