TV : NHKスペシャル 宇宙飛行士はこうして生まれた ~密着・最終選抜試験~

宇宙飛行士はこうして生まれた ~密着・最終選抜試験~ (NHKスペシャル ホームページ)
宇宙飛行士の選抜試験ものと言えば、漫画度胸星宇宙兄弟だと思いますが。
TVも漫画で描かれた閉鎖環境試験がメインでした。
1週間カメラで24時間、心理学者とか元宇宙飛行士の千秋さんとかに観察されてます。プライバシー無し。
漫画みたいにトリッキーなことは無いのかと思ったら…結構ありました。

被験者はアルファベットのゼッケンを付けて、試験中、観察者は氏名ではなくそのアルファベットで観察者を呼称します。氏名すら影響を与えるのを排除と思料。
んでそのゼッケンの縦横間違えてつけた人がいました。IがHに見えてしまうというのも減点だったり。確かに重大なミッションだったら命にかかわるかもですが…。
観察者がおかしいな、と気づいていましたが、閉鎖環境内では他の人にHが二人居るー、と軽く突っ込まれてましたが。おそらくですが重大な減点っぽい。
ストレステストでは折り紙をひたすら折り続けるのですが、折るためのマニュアルを熟読しなかった人は大きなロスになってしまったり。
また人間関係のテストのために一芸披露で場を和ませるテストがありました。
これもかなり重要で超狭苦しい空間に長期間滞在なのでムードメーカーの要素も見られると。
他にも5名の2チームで共同作業をするのですが(おそらくLEGOのマインドストームでロボット作成)、途中であからさまに無茶な課題変更が与えられたりします。
心理学者曰く、無茶なことを要求してます、と言っててその解決過程を観察がメインみたい。
またリーダーシップを誰がどう取るかも観察対象。
てことでLEGOのマインドストームに熟知するが吉、と思いきやそんな単純じゃないんだろうなー。
ってマインドストームかどうかもチラっと見た程度なんで定かじゃありません。
そもそも1000名近い人が応募でここまで来たのが10名と尋常じゃない狭き門です。
エリート中のエリートがさらに肉体から精神までギリギリまで晒される感じ。

感動的なのは最終結果発表後に10人が集うところ。
お互い泣きながら抱きしめあう。
たった1週間と短いけど、最短期間でとことんまでお互いを究極的に、科学的に晒すことになる試験なのだから。
逆にお互いを理解し合えたのだろう。
まさに究極のゲーム。
恐らく選抜結果に不満もなく、奴が受かったのだから素直に応援できる、そんな心境、なんじゃないかなー。

国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士募集 (JAXA : 宇宙航空研究開発機構)
実は私も小さい頃宇宙飛行士に憧れていて、科学雑誌OMNIとかの特集を読んで、色々記憶していたのですが…。
確か昔は、銀歯とか歯に詰め物は駄目、握力も100以上、水泳もかなりの上級者並み、とか無茶な条件があったと思うのですが。
上記のJAXAのページにある募集要項のPDFを見るとその昔よりは大分ゆるい模様。
年齢制限は無いみたいだね。
でも…完全に募集要項みるとアウトだなー。
医学的特性は問題無いし、応募条件の

(5)
訓練時に必要な泳力(水着及び着衣で 75m: 25m x 3回 を泳げること。また、10分間立ち泳ぎが可能であること。)を有すること。


なんか水泳部だったから全然問題無いのですが。着衣は着る物によるかな?
でも、医学的特性と応募条件の上記(5)以外は全部アウトだなー。とほほ。

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