ドリームキャッチャー、鑑賞。
昔借りて観て、さらにTV録画で観たことがあるのですが、また借りてきて観てしまいました。
前半と後半が大胆の内容が違うとか、グロい、痛いシーンとかは勿論良いのだけど、今回書きたかったのは…。
心的風景の描き方が大胆で良い。脳内記憶方法を風景としてそのまんまを描いてしまう、っていうズルい?というか大胆な手法。過去の回想ではなく現在の思考を描いてるので、それと現実が交錯する瞬間も非常に面白い。脳内の部屋の窓から現実を眺めている風景でズームして現実に切り替わったり。
彼が首の向きと写軸の位置の切り替えで宇宙人なのか彼なのかを表すのはかなり漫画的な表現のはずなのですが、非常に怖くみえます。
他にも急に笑顔(宇宙人側として)になるシーンの笑顔っぷりが狂気的な笑顔で怖い。
モーガン・フリーマンのインベーダー討伐隊のキ印隊長(キルゴア隊長の「キ」印?)っぷりも狂気的で、すっぽりハマっています。
宇宙人をアパッチヘリとかで爆撃、殺戮する時の宇宙人の様子も見事。すごい数の宇宙人が可愛く手を振っていて、助けて~とか叫んでいるのにいざ爆撃が始まると、グロいバージョンの形態に変身して逃げまくり。そこをインベーダー討伐隊のミサイルやら機銃総攻撃でスカッと大虐殺。
何故しっかり虐殺しないといけないか、とかはまぁ観て観て下さい。
最後の対決シーンなんかあまりのグロっぷりに何回も再生して観ちゃいました。
ドリームキャッチャー (映画)出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
原作者のスティーヴン・キングは『私のホラー小説の映画化された中で、本作は最高の出来だ』とDVDに収録されているインタビューで語っている。
えぇっ!嘘でしょ??勿論、本作も面白いけど…キング原作だったら他にもこんなのより全然いいの一杯あるじゃん!
って良くないのも一杯あるんだけどね…ってダメな方が多いかも…。
てかキングってこんなのがお好みなの??
(- .-);
IMDbのtrivia読んでたらクリビツギヤウテン!
Dreamcatcher (2003) – Trivia
Stephen King sold the movie rights for US$1.
映画化権を1ドルで売ったって!なんで?ショーシャンクの空にの大ヒットとかと何か関係あんの?
IMDbのキングの項目を見ても、ショーシャンクと本作の間には30作品ぐらい映像化されてるのね。
てググっていたら見つけました。
小説家スティーヴン・キングに魅了される監督たち(スティーヴン・キング研究序説 ココログ分室)
因みに、キングは無名時代のフランク・ダラボンに「312号室の女」の映画化権を1ドルで売却したこともある。
余談だけど、「ショーシャンクの空に」も「グリーンマイル」も1ドルだったような気がする。
従って、今回の19ドルの件も、キングが映画化権を持っている場合、有能な映像作家に自作の映画化権を安価に売却することがある、と言う話だろう。
なーんと!
『1408号室』特集第1弾~『1408号室』を観る前に、スティーヴン・キングを語れ!~ – 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ:
オムニバス映画『スティーブン・キングのナイトシフト・コレクション』に収録されている、当時無名だったダラボン監督の短編映画『老婆の部屋』はキングの「312号室の女」を原作にしたもので、映像化権はたった1ドル! このようにキングは、彼の原作の短編で映画を作りたいと申し出る若い才能に対して、1 ドルで映画化権を売っているのだ。なお「ダーク・タワー」シリーズの映像化権は19ドルでJ・J・エイブラムスに売却している。
おお!ダラボンでキング原作と言えば…ショーシャンクとミストの監督!
Frank Darabont(IMDb)
↑
の履歴を見ても無名時代にキングに大きなチャンスを貰ったようですね。
んで本作の監督は…。
Lawrence Kasdan(IMDb)
脚本家としてはスター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲、インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク《聖櫃》とかの作品で超有名。監督としては…。白いドレスの女(Body Heat:IMDb)、殺したいほどアイ・ラブ・ユー(I Love You to Death:IMDb)が結構有名かも。白いドレスの女はウィリアム・ハート, キャスリーン・ターナー, ミッキー・ロークが出演だからね。
ウィリアム・ハートはまだオスカー俳優じゃなかった時のようね。この後の、蜘蛛女のキスで受賞。
1ドルでチャンス上げるほど無名じゃないかもってこの監督向けのチャンスじゃないのかも。
って蜘蛛女のキスのDVD版がアマゾンに無いー!なんで??
うわーツタヤオンラインでもVHS版のみだわ…。オスカー主演男優賞受賞作なのにな…。
って良く分からないけど、いろいろ調べちゃったな…。
コメント