恐怖の総和、読了。
分厚い。上下巻合わせると約1500ぺージ!。でもそれぞれ105円で買ったのさ。
映画は以前見たのですが。あ、トム・クランシーのジャック・ライアン主人公のシリーズものです。本作ではCIAの副長官。大分出世しましたね。って読む順番間違えてたな。
本作より後の日米開戦をすごい前に読んじゃってますね。でもでもでもでも、そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!(←古い)というぐらい面白かよ~。
中東戦争の時、極秘裏に使用された核弾頭。不発のまま畑に埋もれて数十年。偶然発見した農夫、の息子が…報告して…テロリストが…東欧から技術者を呼び寄せて…。ちょっとやそっとじゃいかないよ、核の加工は難しいはず。でもそれをとっことんリアルに描写、なので真似するテロリストもいるんじゃね?と思わせるリアルさ。
トム・クランシー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
* 日米開戦(Debt of Honor, 1994)
日本の関税と同率にアメリカの関税を定める貿易改革法が成立。危機に陥った日本の経済的支配者がアメリカに対して戦争を仕掛けた。ジャンボジェット機を議会議事堂に突入させる描写が、9.11テロ後話題になった
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のようなこともあったので。
で、核爆弾完成してアメリカに持っていって大統領が観戦する予定のスーパーボール会場に設置。爆発、するのが下巻のかなり後半なので焦る。結末間に合うのかよ、って。ドキドキ。いや、勿論内容の方が手に汗握る緊迫感なのですが。
米は警戒態勢でデフコンを変更。それに呼応してソ連もデフコンを変更。これと同時にソ連の軍隊を撹乱攻撃するテロも実行され、徐々に近づいてくる全面核戦争の恐怖。実はテロリストの狙いはこれだったのだ。
最後は米ソ首脳のホットラインでの会話。っていうか会話じゃなくて文字ベースなのね。これホント?でもトム・クランシーのことだから調査済なんだろうな…。会話も全く噛みあわず、疑心暗鬼でますますやばいことに。必死に情報を伝えるジャック・ライアンだが。
大統領に常に随伴する陸軍准尉が持つブリーフケース…通称フットボールがついに開かれます。
その中にあるバインダーには次のように書かれていた…。
SIOP(単一統合作戦計画)メジャー・アタック・オプション**スカイフォール**
いよいよ…。
そして米大統領からソ連大統領へのホットラインでのメッセージは…。
ナルモノフ大統領
わたしはこれを、あなた、またはあなたの後継者に、警告として送る。
といういよいよ完全にやばいメッセージから始まります。
そしてジャック・ライアンの行動は?
見事でした。圧巻。
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