64(ロクヨン) 上 (文春文庫)読了。
ドラマもちょうどやっていましたがドラマは未見。でも面白そう。ピエール瀧主演というのは読んでいる途中に納得。
横山秀夫作品。久々に胸熱ワクワクになる読書が出来た。同著者の震度0とプロットで似た部分がある、ってのはネタバレじゃないよ。
でも面白かった。
震度0との違いは震度0は章毎に主体が違いますが、64は主人公一人の独白で全てが進むというところ。
隠されていた謎が徐々に明らかになる点、そして全てがラストに集約されていくところなんざ、すさまじいカタストロフィとカタルシス!
震度0が面白かったという人は是非読むべき作品でしょう。ということはすべての人が面白いと思うんじゃないかな?という作品です。
内容紹介
二〇一二年のミステリー二冠! 究極の警察小説登場!
昭和64年に起きたD県警史上最悪の事件を巡り警務部と刑事部が全面戦争に突入。その狭間に落ちた広報官・三上は己の真を問われる。
内容(「BOOK」データベースより)
元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。記者クラブと匿名問題で揉める中、”昭和64年”に起きたD県警史上最悪の翔子ちゃん誘拐殺人事件への警察庁長官視察が決定する。だが被害者遺族からは拒絶され、刑事部からは猛反発をくらう。組織と個人の相克を息詰まる緊張感で描き、ミステリ界を席巻した著者の渾身作。
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