読書:スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡

スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡」読了。
以前、「レボリューション・イン・ザ・バレー―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏」という本を読みました。これは主にマッキントッシュ開発物語。こちらにもジョブズの目的のためにはまっしぐらで、現実歪曲空間などの数々の面白いエピソードが多数満載で非常に面白いので是非読むように。

スティーブ・ジョブズ #3 ジョブズに対する評価 * 3.1 人物像 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
↑ここに現実歪曲空間について触れられています。

腹心の部下であるバッド・トリブルが使い始めたという現実歪曲空間 (en: Reality Distortion Field) は、たとえ彼をよく知る人間がそれに備えていたとしても抵抗できないといわれている。Macintoshの開発時、ジョブズの引き留めに逆らって会社を辞める方法として「ジョブズのオフィスで立ち小便をする」という無力化案が考案されたほどである。

そして、本書ですが、こちらも非常に面白い。
スティーブ・ジョブズがどれだけクレイジーで冒険家でビジョナリーでありパスファインダーであり、かつまた優秀な経営者であり、それでいて独裁者で気難しくて気分屋で、そして偉大なるクリエイティブ・ディレクターであり…etc, etc…
と、ジョブズに付く形容詞は過激というかextremeなものが多いのですが、だからこそ、というかむしろ、それでなけりゃ生み出せなかったのでしょうね。アート、イマジネーションなどカッティングエッジな先端のイノベーションでは軋轢が必須なのだろう。
それに加えてカリスマ性、ゴール、ビジョンの共通化なども無ければ空中分解してしまう。
というのを実現したのがジョブズですね。そしてそれは現在進行形ですね。

Memorable quotes for The Third Man (1949)
Harry Lime: Don’t be so gloomy. After all it’s not that awful. Like the fella says, in Italy for 30 years under the Borgias they had warfare, terror, murder, and bloodshed, but they produced Michelangelo, Leonardo da Vinci, and the Renaissance. In Switzerland they had brotherly love – they had 500 years of democracy and peace, and what did that produce? The cuckoo clock. So long Holly.

イタリア、ボルジア家は30年間の圧制の下、戦争、テロ、殺人、流血などを行った。
でもミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、そしてルネッサンスを生んだ。
スイス500年のデモクラシーと平和は何を生んだ?鳩時計さ。
— 抄訳 by ivva

↑つーのは過激な見方かな?

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