正月実家に帰省した折、何気なく手に取った新宿鮫。昔、4巻まで読んだことがあるのですが暇だったので1巻を読み返し始めた所、没頭して再読してしまいました。今回5巻から買って読んだ光文社文庫版は装丁も全然違いますね。既読のカッパノベルス版の表紙デザインの方が好きかも。新しい光文社はオシャレ過ぎな気が。アマゾンアフィリンクも新しいイメージ表示です。
新宿鮫シリーズ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
小説世界の時系列では、『灰夜』は、『氷舞』と『風化水脈』の間に位置する。通し番号の順番が発表順と異なるのはこのためである。
(中略)
# 『風化水脈 新宿鮫VIII』(毎日新聞社、2000年 / 光文社カッパノベルス、2002年 / 光文社文庫、2006年)
# 『灰夜 新宿鮫VII』(光文社カッパノベルス、2001年 / 光文社文庫、2004年)
↑なぬー!知らなかった!7と8順序逆なのね。Wikipedia見て知った。でも7は確かにそういう内容だったかも。しかもWikipediaによると短編?があるのね。外伝的扱いかな?
しかも!その内の一つは「小説こちら葛飾区亀有公園前派出所」ですと!?!
全く知らんかった…。
小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
2007年5月こち亀連載30周年&日本推理作家協会60周年を記念して発行。 大沢在昌、石田衣良、今野敏、柴田よしき、京極夏彦、逢坂剛、東野圭吾によるアンソロジー集。大沢、石田、柴田、京極、逢坂の各々の作品の登場人物とこち亀キャラとのコラボレーションが実現されている。
* 大沢在昌:鮫島警部(新宿鮫シリーズ)
しかも、新宿鮫の大沢在昌、京極夏彦、石田衣良、東野圭吾&その他と錚々たるメンバーですよ!びくーり…。これは買わないとかな…?でも9巻も未読だし文庫は無いっぽいし図書館で予約かな…?
以下は読書メモ。
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新宿鮫 (光文社文庫)
新宿鮫シリーズ第1巻。設定といいキャラクターの個性といい圧倒的です。警察内の用語も頻繁に出てくるのも良い。
昔読んだときの読書メモ
毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫)
やっぱこれは名作なんじゃないでしょうか。一番面白いかも。アクション度合いがすごい。タイトルもいい。今回は新宿御苑の地図をじっくり見ながらどこで何が起こったのかを追跡。新宿御苑に行きたくなったです。
昔読んだときの読書メモ
屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫)
陰惨な犯罪なのですが今回の犯人は前作とは180度全く違ったプロフィール。その違い過ぎの落差も良い。こういった犯人ていてもいいよなぁ、と思わせる。
昔読んだときの読書メモ
無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)
若者に流行り始めた新型覚せい剤。冒頭の取締りのリアルさ。地方都市の閉塞感。最後に向かって突き進むカタルシス。
炎蛹―新宿鮫〈5〉 (光文社文庫)
本作が他の作品と一番趣が違うと思います。サブキャラは面白ユーモラスな人物です。炎蛹は確かにやばいものですがなぜか危機感が感じられないアウトブレイク。
氷舞―新宿鮫〈6〉 (光文社文庫)
CIA、公安、公安出身の大物政治家、公安の手先となる謎の人物。鮫島の同期でライバルの香田も警察の論理で官僚の悲しさが。でも香田がかなりいい味を見せる。やっぱ人間だもの。
灰 夜 (光文社文庫)
舞台は新宿ではありません。謎とされていた鮫島と公安の暗闘の歴史も少し露になります。地方での絶望的な孤立無援感と凄惨な暴力描写。公安の暗躍。順番逆のやつ。文体が他と違う気がするのは何故だろう?
風化水脈 新宿鮫VIII (光文社文庫)
8巻も続くと昔の良いキャラ、歴史もいい感じで使えるのはゴッドファーザー3部作を思い起こさせます。ちょっと予定調和が過ぎるストーリーかもしれませんがカタルシスある結末が良い。新宿の歴史も。よどばしって、そういうことか。
狼花 新宿鮫IX (新宿鮫 (9))
これ出てたの知りませんでした。ハードカバーなのね。図書館で借りるかな。文庫まで待つか…。
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