町山智浩のアメリカ映画特電というポッドキャストで面白く紹介されてたので再び見てみました。
以前観た際のエントリーはこちら。
以前観た際は全く気づいていませんでしたが、長回しがかなりすごいとのこと。
冒頭の爆破シーンが長回しでワンショット。約1分半。
車の中のシーンが長回しでワンショット。(約2分半)これはすごい。普通に考えたらどうやって撮影したのか全く分からない。車の中をカメラが縦横無尽に動き回るのですが、CGっぽさなし。最後にカメラは車から出て行き、車が走り去るのを撮影。
天井に穴開けてカメラを提げて撮影、天井をCG加工らしいがCGっぽさなし。
これも町山さんのポッドキャストの情報です。これよほど練習しないと撮影やり直しだから大変だったと思う。
これは詳しくは
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20070118
に。メイキングのYouTubeもあります。
車内の長回しの箇所はすごい。実は車の周りに改造でかなり色々なものが取り付けられています。運転は車の前部と後部にゴーカートみたいなコックピットが低く取り付けられていて車内からは見えないようになっています。バックの時は後部の人が運転している模様。
またカメラの動きによってはジュリアン・ムーアがシートを倒してその上をカメラが通過。その後ジュリアンがまたシートを起こして元の位置に戻ったりなど大変。
車の中の長回しといえば、スピルバーグの宇宙戦争もすごいですが。あれは走行中の車の中から外までぐるりと周りを回ったりとこれまたすごいのですが若干CG感ありでした。
ラストの市街戦の長回しは6分以上。これはすごいな。誰か一人でも失敗したら全部やりなおしだもんなー。
1:23:45~
戦車も
1:26:52辺りの銃撃戦でカメラのレンズに血がついてしまいます。以降、画面には血が見えています。
1:28:06辺りでカメラが上を向く箇所でレンズの血が消えます。おそらくここでCGでシーンを繋げたのではないでしょうか?
長回し(?)はまだ続きます。1:30:03辺りでようやくカットが変わります。
と今回は長回しを細かく観てみました。うーんすごい。
コメント
はじめまして、通りすがりの者です。
この映画は劇場で観て度肝を抜かれました。
今は3Dで話題になっていますが、こういった長回しは3Dにも勝るリアリティがありますね。
終盤の建物の中のシーンで、キウェテル・イジョフォーさん演じるルークが主人公セオ・ファロンに発砲した直後に、ルーク側からのカメラアングルに切り替わりますが、そのカットで奥のほうにカメラを構えるスタッフらしき人が見切れてますね。。
その直後のカットではその位置からのアングルになっているようなので、二人のカメラマンが居て別々のアングルから同時に撮影していたようですね。
いやまぁ、とにかくすごいです~。
車の天井はCGだったんですか!驚!アバターのような全面CGだけでなく、さりげない部分でもCGの効果は絶大ですね。それ以上にキャスト・スタッフ陣の生身の努力にびっくり仰天な映画でした。。
それでは、失礼しました。