●カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
ysn自由雲さんにおすすめされて読んだのでした。でも下記のようになってゴメンね。
序盤と中盤は非常に良い。文体的に読みづらい箇所はごく僅か。問題は終盤。コンゲームものとしてやり過ぎ感が否めない。そこまで都合良くうまくいくかよ、と感じてしまって全く乗れくなってしまった。序盤、中盤の詐欺テクニックやらほのぼのとした交流が良かっただけに残念。
アマゾンの内容紹介:
“大丈夫。まだ間に合うから。
注目の道尾秀介 最新作!
「こうしてると、まるで家族みたいですよね」
“詐欺”を生業としている、したたかな中年2人組。ある日突然、彼らの生活に1人の少女が舞い込んだ。戸惑う2人。やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。失くしてしまったものを取り戻すため、そして自らの過去と訣別するため、彼らが企てた大計画とは!?
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。「このミス」常連、各文学賞総なめの文学界の若きトップランナー、最初の直木賞ノミネート作品。第62回日本推理作家協会賞受賞作。 “
●プリズム
多重人格者の物語。一人の人間内での多重人格者同士の闘争。それがこんなにも切ない終わり方になるとは想像していなかった。
アマゾンの内容紹介:
“ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」。感涙必至の、かつてない長編恋愛サスペンス。 “
●幸福な生活
どの短編も全部ラスト1行にオチがあるという凝った仕掛け。しかも最後の1行が次のページめくったところにある。つまり各短編の最後のページは1行だけ。ページをめくるとドカンとオチがある。超怖いオチやら笑えるオチやら。そしてどの短編も大抵が面白い。
アマゾンの内容紹介:
“『永遠の0』『海賊とよばれた男』
国民的ベストセラー作家が魅せる超技巧!
衝撃のラスト1行!
そのページをめくる勇気はありますか?
宮藤官九郎さん「嫉妬する面白さ――」
単行本未掲載「賭けられた女」を新たに収録
「ご主人の欠点は浮気性」帰宅すると不倫相手が妻と談笑していた。こんな夜遅くに、なぜ彼女が俺の家に? 二人の関係はバレたのか? 動揺する俺に彼女の行動はエスカレートする。妻の目を盗みキスを迫る。そしてボディタッチ。彼女の目的は何か? 平穏な結婚生活を脅かす危機。俺は切り抜ける手だてを必死に考えるが……(「夜の訪問者」より)。愛する人の”秘密”を描く傑作集!
内容(「BOOK」データベースより)
「ご主人の欠点は浮気性」帰宅すると不倫相手が妻と談笑していた。こんな夜遅くに、なぜ彼女が俺の家に?二人の関係はバレたのか?動揺する俺に彼女の行動はエスカレートする。妻の目を盗みキスを迫る。そしてボディタッチ。彼女の目的は何か?平穏な結婚生活を脅かす危機。俺は切り抜ける手だてを必死に考えるが…(「夜の訪問者」より)。愛する人の”秘密”を描く傑作集!”
●銭の戦争 第4巻 闇の帝王
4巻も超絶的に面白かった。
アマゾンによる内容紹介:
“ロシアではラスプーチンが皇帝の絶大なる信頼を得て国を操り、日本では大正デモクラシーの流れが出始めた頃。天一坊と対決し、思わぬ状兵・守秋に足をすくわれた狂介は復讐に燃えていた。そんな中石油産業の成長に目を付け、世界最大の原油生産国である米国へ新たな〈投資〉を学ぶべく旅立った。一方、井上馨の密命により、欧州へ向かった狂介の父・井深雄之介は、守秋に命を狙われることに・・・・・・。第一世界大戦目前、混沌とした世界情勢の中、相場に人生を賭けた男たちの行く末は―――。大好評シリーズ第四弾。 “
●銭の戦争 第5巻 世界大戦勃発
相変わらずのテンション。
アマゾンによる内容紹介:
“ドイツ人による自身の暗殺未遂をねつ造したラスプーチンは、自分を「神の人」と崇めるロシア皇帝ニコライ二世にドイツとの戦争を決意させた。 一九一四年夏、世界大戦が幕を開け、欧州全土に戦火が広がる。世界経済は大きく揺れ、日本でも株価は暴落。若き相場師・狂介は、今までの”売り”一筋から”買い”一本の勝負に出るが・・・・・・。あらゆる情報を手に入れ、巧みに人を操り、己のみを信じて縦横無尽に突き進む孤高の天才相場師の活躍を描く、大好評シリーズ第五弾!”
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