まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)、読了。
ドラマは未見。本書は連作集。題名の通り”まほろ市”の駅前にある便利屋が舞台。まほろ市は架空の都市名だが読んでいるうちに分かります。あの市のことです。これはここでは触れないでおこう。
主人公の多田の便利屋に宿無しということで転がり込んできた高校時代の友人行天。行天の変人っぷりに最初は驚かされる。
高校時代はそれほど仲良かったわけではないがちょっとした因縁めいた関係があった。
便利屋のリアルな仕事内容。淡々としてる。徐々にドラマチックな展開が待ち受けている。
そして打ち解けあっていく多田と行天。でも相変わらず行天は変人のままなのでいびつな形の友情と言えるかも。
表紙が煙草なのは喫煙シーン多数だからです。
続編も続々編も購入したので読む予定です。まぁそれくらいの面白さがあった小説だと思いねえ。
Amazonの内容紹介
東京のはずれに位置する’まほろ市’の駅前にある便利屋「多田便利軒」に舞いこむ依頼はどこかきな臭い。多田と行天コンビの魅力満点の連作集!
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