漫画:ムカデ戦旗 全5巻

漫画:ムカデ戦旗(1) 全5巻
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出版社からのコメント
時は戦国時代、武田信玄統治下の甲斐に代々「ムカデ」と呼ばれる頭の率いる金山掘り集団がいた。しかし金があと5年でなくなることを知った彼らは、新しく生きる道を探すべく山を降り、戦場へ向かう……。「墨攻」の森秀樹が描く壮大なロマン!

武田信玄の秘中の秘、金山の採掘による金。その採掘を一手に担っていた「金掘り衆」。

代替わりで若い左吉に大頭の指名を。実の息子の金蔵は頭の言う通りにせい!と。

金の採掘なので一族の中でも分野が細かく分かれている。その描写が面白い。

金の埋蔵量を探索するもの、坑道の開発(細かく分野が分かれている)。

突端を掘り進むもの、坑道の木組みを作るもの、岩が見つかった時に対処するもの、水が出た時に対処するものなどなど…。

今後の金の当てが無いので「金掘り衆」の技を宣伝してどこかに雇われるしか生きていく道がない!

だが金掘りの技は特殊過ぎる!

武田家には代替わりの挨拶として城への坑道を作って見せましょうと。

武田信玄の弟、武田信廉は、一月か二月でも掛かるのか?と言われたのですが…。
赤土なので20日で掘ってみせましょうと!

武田家の敵の城落とし、地下からの井戸水の水抜き。

そしてスパイ戦。

武田家には3つの穴を掘る、と紹介。林の中から敵に見えないように掘る2つの穴。
もう一つの穴は相手の城からモロ見えの穴を掘ると!

さすがに武田も意味があるのか?と…。

この戦場には間者が多数いるので偽装の為の穴です。土の量でどこまで進んでいるかばれてしまうので、わざとゆっくり進みますと説明。

武田軍は感心。

その最前線の穴を掘っている衆は、なんだ俺達の穴は意味ないのかぁ〜と、意気消沈。

左吉は違う!と。各国の軍に俺達の技を売らないといけないのだ!
この穴が本丸だ!各国の間者も見ているぞ!と。

とりあえず、相手の城の井戸の水抜きには成功!
相手は上杉軍の遠征を待っていたのだが、これでは兵糧があっても城が落ちる!

金掘り衆内部でも揉め事。直系の金蔵が暗躍。佐吉は負傷させられ…。

金掘り衆の間者に匿われ…。

だが相手の城は水を抜いたはずなのに…
馬に悠長に水をぶっかけて馬を洗っているのが見える。

これはどういうことだ?と武田軍に問い詰められるが金蔵の頭では…。

ってのが2巻の前半まで。

そして掘り出した土の量のごまかしかた…。

これは映画「大脱走」と同じ?

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時代的にはムカデ戦旗のが先だけど、この辺は大脱走の丸パクリっぽいかな?

漫画の後半はムカデならではの穴掘りの戦いが出てこなくなってきてしょんぼり…。

普通の忍者モノっぽくなっちゃってるかな?

そして

穴太衆
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%B4%E5%A4%AA%E8%A1%86
「穴太衆(あのうしゅう)は、日本の近世初期にあたる織豊時代(安土桃山時代)に活躍した石工の集団。主に寺院や城郭などの石垣施工を行った技術者集団である。石工衆(いしくしゅう)、石垣職人(いしがきしょくにん)とも称す。」

城の石垣を積む特殊集団の穴太衆も絡んできて…超面白くなりそうな所で5巻で第一部完
で終わっちゃっています…。

でも全5巻で序盤は超面白いのでオススメできま〜す!

あと、同著者には他にも名作漫画「墨攻」もあるんだけど…

「墨攻」
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漫画 : 墨攻
https://ivva.info/blog/archives/2009/0927000059.html

これは映画化もされたくらいなんですが。

漫画的にはこちらも尻窄みで終了なんすよね…。

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