アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子、読了。
非常に面白かった。つっても警察小説詳しく無いのですが…。
過去に読んだ警察小説でブログにメモしてたもの。
読書:64(ロクヨン)
読書 : 警視庁情報官 シークレット・オフィサー
読書 : 外事警察
読書 : 震度0
新宿鮫(1)~(4)まで再読。(5)~(8)読了。(9)未読。他にも未読短編が。
読書:COケース・オフィサー
ZERO
屍蘭―新宿鮫〈3〉
毒猿―新宿鮫2
新宿鮫
警察小説なんですがハードボイルド風味で新宿鮫に似てる感もありますが、公安や外事警察、マル暴などの味付けも有り、さらに主人公が美人刑事って所が斬新です。
主人公八神瑛子は夫の死について巨大な陰謀が絡んでいて、その辺もキーになっていて。ここは新宿鮫のシリーズで続いていた陰謀と同様、シリーズを読まなきゃいけないフックになっています。
あと主人公八神瑛子が魅力的。セクシーさも描写ありますが抑えめでとにかくクール。クールなのにも深い理由が…。そして人間関係の構成も見事。
誰にも臆せず、キャリア署長、本部長、上司、反社組織幹部とも対等に立てる様に持ち込む様はある意味エスピオナージュ風で緻密。
警察小説について偉そうな事言える立場ではありませんが、新宿鮫、横山秀夫作品、麻生幾の外事・公安警察もの等を踏まえて美人女性刑事だがマル暴や中国人組織ともつるんじゃう、という画期的な世界観。
ラストのカタルシスも見事!圧倒的快感!
とりあえずアマゾンで中古文庫を連続注文しました。
躊躇なく被疑者を殴り、同僚に低利で金を貸し付けて飼いならし、暴力団や中国マフィアとも平気で手を結ぶ――。警視庁上野署組織犯罪対策課の美人刑事・八神瑛子は夫を亡くして以来、その美貌からは想像もつかない手法で数々の事件を解決し、警視総監賞や方面本部賞を何度も受けている。そんな瑛子が管轄する区域で広域指定暴力団・印旗会の組長の娘が刺殺された。瑛子は、悪徳刑事の排除を目論む上野警察署署長・富永昌弘から監視される中で、独自に捜査を始める。だが、その矢先、手口が同じで、被害者の容姿も似た刺殺事件が、富永らキャリア警官から不審の眼で睨まれながらも、なりふり構わず連続殺人事件の真相に迫ろうとする瑛子。その胸中には、夫の死を自殺と断定した警察組織への激しい憎悪が渦巻いていた。孤独で冷徹な女刑事の魂が躍動する、新・警察小説シリーズ第1弾!!
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