ディスカバリーチャンネルの「【正体隠して稼げ1億円】起業チャレンジ!覆面ビリオネア」が面白くて、その上YouTubeの公式チャンネルで全話無料配信中!

ディスカバリーチャンネルの「【正体隠して稼げ1億円】起業チャレンジ!覆面ビリオネア」が面白くて、その上YouTubeの公式チャンネルで全話無料配信中!
原題「Undercover Billionaire」。

全8話&格言集がYouTubeで無料公開中!
(公式チャンネルで公開ですが消されるのかは不明)

公式プレイリスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLgMKK0HeoFAWiK7354ESh6XaE3KGgdC2G

リアリティ番組、なので先日観た「梨泰院クラス」までのドラマ性には…そこまでは行かないかも?だけど…。
強敵に挑むわけでも無いし。

逆にリアリティ番組ならではの梨泰院とはちょっと違ったリアルさが…面白かったです!
全8エピソード&最後に格言集のおまけ動画。

まず最初に3つのルール。

【ルール】
原資100ドルから、90日間で100万ドルを稼ぐ
古いトラックと連絡先の入っていないスマホが支給される
正体がバレないように偽名を使う

米ではUndercover Bossの方が有名なのかな?
(Undercover Bossも全世界で放送されてる模様。日本版はNHKだったので企業名は伏せてた模様)
大企業の社長が変装してバイトとして潜入。
自分の企業の問題点を知ったり、献身的なバイト、社員に奨学金をプレゼントしたり、とかが有名だと思うんですが。

で、本作は、一代で巨大金融業を創業したビリオネア。55歳。
彼の両親、祖父母などの自分の上の家系は全員アルコールや麻薬などの何らかの依存症。
しかも失読症か何かの障害で小学4年生で留年。
そして14歳で子供産まれてしまい父親に…。
と破滅的な生き様から…

米でも屈指の巨大金融業者を一代で起業、大成功させたグレン・スターンズが主人公。
25歳で、住宅ローン会社、(Stearns Lendings LLC)を創業。
現在、同社は1,500億ドルを超える融資を行っている…。

前から大富豪の友人達と冗談で言っていたらしいのですが、
今の歳(55歳)から無一文で起業して成功できるかどうか?と。

そこにディスカバリーチャンネルがリアリティ番組として乗っかり?番組化&実際に挑戦する事に!
(どっちが先の企画なのか詳細な事情は不明)

再度ルールと付随のルールも紹介。

原資100ドルから、90日間で100万ドルを稼ぐ
古いトラックと連絡先の入っていないスマホが支給される
正体がバレないように偽名を使う

撮影なんだからTVカメラのクルーとか付いてくるじゃん…というのでバレそうなので、その理由付けとして
この歳からの起業挑戦ってことで取材クルーが付いてくるけど大丈夫かな?などとアポ取りしている様も。
あと1人では90日で100万ドルは絶対ムリなので仲間を集める必要がありますが。

もし1セントでも100万ドルを達成しなかったら…。
自腹で100万ドル投資するというルールも。

冒頭は巨大クルーザーに家族と。そこで家族とお別れしてクルーザー上のヘリポートからヘリで空港へ。
プラベートジェットに乗せられますが行き先地は不明…。
ジェット機の中でリチャード・ブランソン(英バージングループの創業者)とビデオチャット。
応援してるよ、って。

ついた土地は雪も残ってて。平均温度0度ぐらいな環境…。
100ドルと車だけだとホテル一泊しただけで終わりな金額。
一体彼はどうするのか?

日が始まるたびに「DAY ##」とカウントアップされていくのでリミット期間が迫ってくる感じも。
90日間しかないので計画を細分化、ブレイクダウンして自分で期限を決めて。
まずは宿、そして家の確保。

そして起業資金なども段階を踏んでスケールアップ。
資金集め、というか最初は廃品回収とバイトとかから初めて。

・その土地の特性のリサーチ
・起業の手法
・仲間、メンバーの集め方
・危機に陥った時
  柔軟にピボットする
  危機から復活する
・持っている知識(金融)、経験をどう活かすか?
・不真面目な仲間がいたら?
・仲間割れにどう対処する?

等など各種諸々の作業を時間が無いので同時並行で。

金融には強いので資金のスケールのさせ方はさすがって感じなのですが…。
10ドル単位の廃品回収、バイトから100ドル単位…そして1000ドル単位までに持っていくのも、超大変!

やっぱ一番の難所はたった90日で100万ドルの「90日」って所。
細かな商材の売り買いもお互いの言い値の応酬で。間を取って幾らにしようよ、いや市場価値だとetc.etc…

あと仲間を集める時や自分の事を話す時は、
「この歳まで貸付業をやって来たんだけど、色々言い訳付けてこの歳、55歳になっちゃって。この歳からでも新しい事に挑戦できるのかなぁって」

などと詳細をボカして話します。

でも本来の自分を売り込むことが出来ないのと嘘を付いているので居心地が悪いと。

あとセールスはプロだから、と言って歩合制である商品の売り込みを請けますが一つも売れなかったり…。
日本語吹き替えで画面に表示される文字、キャプションは全て英語のままなので細かく英語の勉強にもなります。

病院でのシーンで表示される「Deductible」とか。
米に住んだ事ある人なら分かるかと思うのですが。日本人には分かり難い概念。

逆に吹き替えのみで画面表示は一切日本語訳表示が無いので、ある専門用語が中々ググれず…。
下記は一応、ネタバレにはならないけど純粋に楽しむには観ないほうが良いspoilerです。
ラストの結果のネタバレじゃないけど。途中で出てきた単語で日本語吹き替えのせいで意味が分からなかった単語。
日本ではよっぽどのマニアか米に詳しい人じゃないと知らないんじゃないかな?

そんな概念さえ知らなかったよ!
という事で意味を調べるのもちょっと苦労したので。
ちょっとだけ重要な単語なので敢えて伏せておきます。


spoiler

アメリカ大使館公式マガジン アメリカン・ビュー
https://amview.japan.usembassy.gov/american-bbq/

pitmaster
”アメリカではバーベキューの達人は、「ピット」と呼ばれる肉を焼くかまどのマスターという意味で「ピットマスター」と呼ばれ、特別な技術を持った、日本でいうところの「職人」として尊敬されている。”

spoiler

あと音声以外の音も拾っているのでグレンの声とかも薄っすら聞こえているのですが。
ピー音で音声消しているので汚い言葉も時として発してますね。

あと、どんどん特殊技能な仲間たちが…続々と集まってくる?のは、
こないだ観た「梨泰院クラス」とか、その時にも触れた映画「七人の侍」感もあります。
瓜田さんぐらい顔や腕に入れ墨入ってて、超ゴツくてヒゲモジャの男性とかが序盤からのキーパーソンだったり。
さらに…

とてつもなく優秀で色んな知識、経験があって長期計画も事業領域マップも作れて…
自社に必要になる分野のブレイクダウンチャートも作れて…
さらに各人の担当内容の割り振り、明確化、進捗状況の共有、管理。
さらにグレンの見えてない取りこぼしの箇所の問題発見、解決までも…。
さらにそれらの資料化もプレゼンも出来てITの知識もある人が…、
何でこんなとこで埋もれてたの?みたいな人だったり。

ちょっと行動迷っているメンバーを鼓舞して勇気づけたりとか。
この辺のノウハウも出てきます。

グレンは威圧せずに個々のメンバーの特質を見抜いてより力を発揮できる様に導く、とか。
他の人が積極的にリーダーシップを取っている所を見せて、本人の尻を叩く、とか。

MTGの最初でグレンが軽く説明して他のメンバーが超しっかりとしたプレゼンをし始めて…。遅れてるメンバーが焦って尻に火が付いたり。

そこの画面では「Know how to motivate」の表示。
(ここでは担当が遅れてる人は欠伸してる、というシーンをわざと最初に挟んでますね(笑))
servant leadership という手法を取ります、とも。
MBA用語集 グロービス経営大学院
サーバント・リーダーシップ
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11811.html#:~:text=%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97

あとはこの分野で人を募集したのに、この人はこっちの分野を任せた方がいいでしょ?となったら…。
「Create space for talent」
とキャプション表示が。

他にも、
「”No” is just the start of conversation」
交渉は断られてからが始まり。

「Find people smarter than you」
自分の弱点を補う人材を周りに置く。

「Lose the battle to win the war」
こちらの言い値のまま強気で交渉して失敗したら、計画の全てが失敗する。

「Don’t pigeonhole your players」
人を枠にはめない事、決めつけない事。

「Combat is optional」
「Endure more pain than anyone else」
「Don’t confuse effort with results」
「Hand-ups not handouts」
施しではなく手を貸す事
などの名言がグレンの口から、危機の場面場面で多数登場。
めちゃくちゃ説得力がある。

あと最大の特徴なのはやっぱ彼、グレンの人柄ね。
誠心誠意な話し方や話す内容、笑顔などの表情。
良い人感?っていうか結構な規模なカリスマ感?は隠せない感じ(笑)。

あとこんな田舎町なのに無料の起業支援のセンターとか色々整備されてるのね米は!
(会議室やPCや簡単なリサーチとかオフィススペースまで無料。州によるのかも。番組で出てきたのは「SBDC」Small Business Development Center。看板にはペンシルバニア州とギャノン大学の名前も一緒に表記されてるので連携しているのかも?)
SBDCについては軽くググった感じですが米国にも中小企業庁(SBA:Small Business Administration)っていうのがあって。
色々政策的に支援している模様。

弁護士は…自分の会社の顧問弁護士に頼めば一発な所ですが、スマホでのビデオチャットだけで前金結構な額取られます。
が、これはしょうがない。のはやっぱ米。いや日本もか?
(ちょっと特殊な業種の相談なので。)

そして三週間目でアイディアが!
その小さい町から全米にまでスケール出来る…つもりでしたが…

チームの結束感が固まる瞬間とかは、ほんと梨泰院クラスに匹敵するかも。
各メンバーに役割分担するシーンとか凄いよ。

ほんで梨泰院と全く同じで皆で手を重ねて号令掛けるシーンも…。
(パクリ?じゃないか。普通に皆やるか。)

その後の展開が凄い!
とにかくトラブルの連続!それを何とか建て直していく、の繰り返し。
でも時間が…。

あと細かく面白いので見逃さないで欲しい所が。
(多分書くまでもないちゃんとした演出になっているのですが、吹き替えオンリーなので一応)

仲間の名前の表示の下に過去の経歴や現在の職業だったりのキャプションが表示されているのですが。
そこが、ある段階から「Director of hogehoge」みたいに自分の担当名、役割に変わります(笑)。

ここが色々小笑い出来る箇所なので見逃さない様に(笑)
あ、あと90日間で資本金集めて起業して社員に給料を支払って、という手法は取れないので「労務出資」という方法を取ります。

そして最後は…。観てのお楽しみって事で。

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