読書:ザ・プレイヤー

ザ・プレイヤー (文庫)」読了。
映画の方は以前観ていたのですが。
ザ・プレイヤーDVD
主演はティム・ロビンス。ハリウッド映画プロデューサーが主人公のサスペンス。たしかメタストーリー的なオチで、そのメタ具合が爽快だった気がする。のでこの原作本とは少し違う模様。
自分の巻き込まれている状況をハリウッド映画シナリオ的な発想で考え、行動するミニマリズムが面白い。些細な表現が沢山噴出する様が馬鹿馬鹿しくも小気味よい。
また大物プロデューサー(=ザ・プレイヤー)達の駆け引きが余りにも些細なことまでパワーバランスに影響してくる愚かさが、逆の意味で痛快。
●電話の取次ぎにすぐ出ないで数秒待つ
●アポの時間調整のやり方、わざと相手の都合の悪そうな時間を指定
などで力関係を示したり…。そんなの下らない…、馬鹿馬鹿しい…でもほんの些細なことが全て裏読みまでされて大きな意味を持つ。巨額が動くマネーゲームの巣、それがハリウッド…。
なのかな?
あー、映画の方をまた観たくなったりもした。

Everything Counts
Depeche Mode
Construction Time Again
 Everything counts in large amounts…….

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