Netflixドキュメンタリー:ペプシよ、戦闘機はどこに? ~景品キャンペーンと法廷バトル

Netflixドキュメンタリー:
ペプシよ、戦闘機はどこに? ~景品キャンペーンと法廷バトル
https://www.netflix.com/title/81446626

ペプシの広告キャンペーンの景品である戦闘機を手に入れるため、あらゆる手を尽くす20歳の青年。彼の挑戦はやがて、史上まれにみる大企業との法廷劇へと発展していく。

2022/11/17 ネットフリックス独占配信にて全世界一斉公開
https://www.imdb.com/title/tt23022276/releaseinfo

Pepsi, Where’s My Jet?
https://www.imdb.com/title/tt23022276/

IMDb RATING 7.0
5,315 IMDb users have given a weighted average vote of 7.0 / 10
https://www.imdb.com/title/tt23022276/ratings/

とにかく痛快、破天荒なドキュメント
何となくニュースになった記憶はあるが結末は失念してた…

冒頭から何から単なるドキュメントではないエンタメ感満載!

ドキュメンタリー
1話 約40分 全4話

シンディ・クロフォードも本人役で登場!

Cindy Crawford
Self – The Icon

本人曰く大々的なCMだったし、音楽も脚本も演出も完璧!
未だにハロウィンになると同じカッコして写真がアップされると

で、本作の主人公の20歳の青年、ジョンはペプシの一大キャンペーンのCMを見る。
ペプシを買ってポイントを集めるとTシャツやサングラスが貰えるのですがCMでは700万ポイントを集めると、戦闘機のハリアーが貰える、というオチ。

これは欲しい!戦闘機ハリアーが貰えるのでは?と色々計算。
で、年上の親友でもある実業家のトッドに相談…

ジョンは登山が趣味でトッドのマウンテンガイドに
登山を通じて20歳も歳が離れてるのに親友に

関係者への現在のインタビュー
過去の再現ドラマ
過去のリアル映像
現在のジョンとトッドが登山している様子

上記のシーンがフラッシュバックしてストーリーが進んでいきます

フラッシュバックhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0#%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF

トッドにCMのビデオを見せると何回も何回も巻き戻して確認するトッド

CMやキャンペーンに付き物の注意、細則、さらにdisclaimerが一切表示されてない!
(他社、コカ・コーラのCMも出てきますが、それには小さい文字で規則が)

700万ペプシポイントを貯めれば戦闘機ハリアーをプレゼント!

Tシャツとかサングラスとかのポイントの最後の説明にネタとして…
ペプシ側の当時の広告関係者も証言してますが、誰もまともに取るはずはない!と
細則の表示をしなかったらしい…

で、戦闘機ハリアーは有名な垂直離着陸機ですが、前年に公開のシュワちゃんの映画、トゥルーライズで大活躍してたので取り上げられたっぽい。

映画トゥルーライズのハリアー活躍シーンもふんだんに登場します。

1600万本以上のペプシを買うことになる…

トッドはビジネスプラン!を持ってこい!と

保管場所、運送コスト、ポイントのシールを切り取る人の労賃、などの見積もりを取り、事業計画書を作成…
430万ドル以上…

その友人は問題を指摘、さらに…

そもそもハリアーの所有は合法なのか?と

Wikipediaも無い時代なので…ペンタゴンに相談!
大学の研究課題だ、とか言って
ペンタゴンの報道官に連絡が取れて…
の次の映像とその次の映像にちょっとひっくり返ってしまった!

友人の次の質問は…ハリアーを買ってどうするの?と
すぐに売ったらペプシに難癖を付けたって問題になっちゃうよ?と

さらに期間内にポイントを集められなかったら?

などなど…がまだ第一話の途中ね!

その年上の友人トッドも本格的に検討を…

だが彼は目立たぬように生きてきた…
これはペプシの目に親指を突き刺すような挑発行為だ…

だがこう思った

「どうにでもなれ」
“The hell with them, man”

「いつもなら違う表現をするんだが…」
と言った彼にインタビュアーの回答が笑える!

日本語字幕だと「いつもと同じ表現で大丈夫です」
となっていますが…

“This is Netflix. You can use whatever language.”

ネットフリックスだから大丈夫ですよ、だってw

第一話の後半に起死回生の抜け道の大発見が!

第二話からは…巨大な…法的闘争にもメディア的にも…
大問題に発展していき…

全四話中の第三話のエンディングは…

第四話目は今までの冗談交じりの大企業に挑戦する青年のエンタメ冒険活劇!といった様だったのが…
想像もしない恐ろしい事実が…

あっと!
肝心な事言い忘れていた!
重要な演出ね。

出てくる関係者全員がペプシとコカ・コーラのブラインドテストをします。
家族や元ペプシのマーケティング担当者や広告制作会社の担当者、弁護士だった人も!

(名前を伏せて美味しい方を選んでもらう。その当時、だったかな?ペプシがやっていたキャンペーン、の意趣返し、とでも言うか…)

そしてどっちを選んだかの勝敗がカウントされていきます。

第四話目ではその演出無い部分多いですが…さすがに…

下記は自分用メモ:

映画のタグライン

Taglines

A story about a kid with a dream. And the company that sold it to him.

Storyline

When a 20-year-old attempts to win a fighter jet in a Pepsi sweepstakes, he sets the stage for a David versus Goliath court battle for the history books.

SDH(Subtitles for the Deaf or Hard-of-hearing)
聴覚障碍者または難聴者のための字幕

CC (closed caption)とも違うらしい…


imdbにはquotesの項目が無かったので本編セリフは下記に引用。

Larry Schantz
Self – The Kid’s Lawyer:
Seven million points, Harrier Jet, right? You saw it.
And there’s no disclaimer.

トッド:
There were several “here we go moments”.

マイケル・アベナッティ:
Michael Avenatti
Self – The Spin Doctor
(自宅軟禁中に撮影:Avenatti was under house arrest in California while filming these interviews)
Plot twist.

ダン・ラザー
Dan Rather:
The ultimate Pepsi Challenge.
Putting your foot in your mouth while you have your tongue in your cheek.

「Put my foot in my mouth」には「口を滑らす、失言する」

tongue in cheek
からかい半分に、皮肉を込めて

[Todd] He was the Pepsi poster boy.
ジョンがペプシの象徴だった

poster boy
看板男、象徴[典型・シンボル](的な存在)、広告塔、先駆者、先駆け、はしり◆女性の場合はposter girl

Sounds like I’m putting a PR spin on, but it’s the truth.
宣伝みたいだけど、これが本心だ

put a spin on
~をクルクル回転させる、~に回転[スピン]をかける
〈比喩〉〔政策や提案など〕にひねった解釈を加える

shakedown 
名C
1⦅米略式⦆ゆすり, たかり.
2⦅米略式⦆徹底的な捜索[所持品検査].
3⦅米略式⦆(船・飛行機などの)試運転, 性能試験; 〈人が〉(新しい環境になじむための)調整期間, 慣らし運転(の期間).
4(市場の)物価下落期.

from the most conservative person to the least conservative person,
保守派から革新派まで様々な人がいた

トッド:
It’s attainable, but it’s out of people’s reach.
But it is attainable, but it’s kind of close enough.

uphill battle
苦しい闘い

ジョンの母:
Can you get sued for libel?

libel /láɪbl/ 

 
libels 
1U 名誉毀損(罪), 文書誹毀(ひき)(罪)(cf. slander); C〘法〙誹毀文書
a libel suit
誹毀の訴訟.
2C〔…に対する〕中傷発言, 〔…を〕侮辱するもの〔on〕.
━━動(⦅英⦆-ll-)他〘法〙誹毀文書で…の名誉を傷つける; …を文書で中傷する.
 
libeled 
libeling 
libel(l)er 
名C 中傷する人, 誹毀者.

clandestine /klændéstɪn, ⦅英+⦆-taɪn, -́–̀/ 
形⦅正式⦆秘密の, 内密の
a clandestine plan to develop weapons
内密の武器開発計画.
clandestinely 
副 →clandestine

awry /əráɪ/ 
形[叙述]副
1間違った [て], 不首尾で[に]
go awry
(計画などが) 失敗に終わる.
2曲がった[て], ゆがんだ [で], ねじれた [て](untidy)
look [glance] awry
横目で見る.

fiasco /fiǽskoᴜ/ 
名(複~s, ⦅米⦆~es)C (計画・演劇・行事・イベント・試みなどの)大失敗(disaster), 大失態
 
fiascos 
end in a fiasco
大失敗に終わる.

〔人がしでかすひどい〕しくじり、失態、失敗◆【語源】イタリア・オペラでせりふを間違えることをfare fiascoと言ったことから。もともとの由来は定かではないが、イタリア語のfare il fiasco(賭けに負けたものが瓶(ワイン)を支払う)という表現からではないかと考えられる。
〔キアンティ用の〕フィアスコ◆下部が丸く膨らんでいて、わらで覆われているキアンティ(Chianti)用のワイン・ボトル。

nab /nǽb/ 
動(-bb-)他⦅略式⦆
 
nabs 
nabbed 
nabbing 
1〈人〉を〔…のかどで〕逮捕する, ひっつかまえる〔for〕(→collar).
The police now patrol beaches and keep an eye on nearby highways, looking to nab smugglers.
警察は今では海岸を巡回し, また近くの幹線道路を監視して, 密輸業者を逮捕しようと努めている
2〈物〉を(人より先に)ひっつかむ, ひったくる.

They liked the quid, but they didn’t like the quo.
商品は売りたいがお返しはしたくない

quid pro quo /kwɪ́d proᴜ kwóᴜ/ 
【ラテン】
名(複~s) C〔…の〕代償(物), 報酬, お返し; 代用品; しっぺ返し〔for〕.

That’s great for Wall Street, that’s great for the fat cats in the C-suites.

C-Suiteとは、CEO(最高経営責任者)・CFO(最高財務責任者)・COO(最高執行責任者)・CIO(最高情報責任者)など、「C」から始まる会社の経営を司る役職一式を称している。 米国では1923年にERA(男女平等憲法修正条項)と呼ばれる条項の修正案が起草。

fat cat
太った猫
〈俗〉金持ち、有力者

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