読書:コサキンというラジオ 読了
2022/12/13発売
TBSラジオ (編集), 鶴間 政行 (著)
TBSラジオにて、1981年より27年半に渡り放送された番組「コサキンDE ワァオ」
令和2年には番組が復活し、ここ3年は正月放送が恒例になっていて、今なおリスナーに根強く愛されている。
その理由は、パーソナリティの小堺一機と関根 勤のラジオならではの感性丸出しの放送。
番組内で飛び交うのは、小堺、関根が発する「意味ねぇ~」「似てねぇ~」「ヒデェ~」「くだらね~」「バカじゃないの~」という言葉たち。本来なら相手をバカにする言葉であるが、この「コサキン」のラジオにおいては、全部が称賛の言葉なのだ。
この本では意味ねぇ~世界のコサキンが40年も愛される理由に迫る。
コサキンに関わった、キャイ~ン、ずん・飯尾和樹、歴代ディレクターたちに、コサキンの魅力を聞いた。
長らく番組を続けてきたご褒美で、学生時代に聴いていたという芸能人や有名人が沢山いることも嬉しい。
漫画家(こち亀)の秋本 治氏、講談師の神田伯山氏、他多数の方に愛されている。
中学高校生時代の深夜ラジオで最も熱中して聞いていた!
ある意味毎週一回訪れる深夜の狂ったカーニバル?
お腹痛くなるほど笑う、って事が久々の小学生以来の体験、だったのが毎週の笑いの地獄に?
コサキンを知らない方にとっては…
27年半に渡って続くラジオにしては…
想像も出来ないかと思うのですが。
毎週全く意味も無い!意味が無さ過ぎて付いていけない!
狂った雄叫び!意味不明な造語!超意味不明で超シュールなコント!
そして今だったらコンプラで絶対に許されない?内容、なのですが…
イジった方々も大きく受け止めてくれたり。
SNSが無かったから助かったのかも?的なネタも多数、だけど突っ込むの野暮、という粋な江戸っ子感?
で、本著はリスナーだった私も知らなかった裏側の事情も多数。
深く追っかけていたので?知っていることも多数でしたが
放送作家の鶴間政行さんが関係各者にインタビュー
ディレクターさんの名前やネタも知っていましたが、番組の裏側事情も知れて
番組成立の裏側や奇跡的な事情が重なっての事も知れたのは嬉しかったです。
って言うと、今となっては…
小堺一機さんと関根勤さん、のラジオなんだから…売れて当然でしょ?
っていうのは今からだとそう思われますが…
そういうのとは全く違う、打ち切りも有り得たラジオのギリギリからの浮上
イベントも武道館イベントまで達成!
この辺の裏側も面白い&知りませんでした。
後半は武道館イベントの台本!
しかも鶴間さんの書き込み入り!
あー、懐かしい&行けなくて残念…。
TBSが毎年2日間武道館を抑えていて。例年は音楽祭を二日間行っていたのですが、その年は1日のみに。
TBSのトップから各種制作陣に何か企画無いのか?と問い合わせが降りてきて…。
コサキンのディレクターが立候補!
深夜ラジオのイベントで?!
今まではTBSホールで300人のイベントだったのに、武道館…
—
あと、どれだけ無茶苦茶な放送だったのか、というのに触れるために下記のエピソードを。
リスナーが写真ネタを送ってくるのです。
例:
関根勤さんが〇〇新聞の〇〇のコーナーに取り上げられてました
(と言って新聞や雑誌の切り抜きを)
(勿論、関根さんでは無い全く違う人物や動物や、それ以外の何かの物質??)
(その頃はインターネットも全然なので聴取者に共有などは全く出来ない!)
それを見たコサキンの2人が、似てる〜!とか似てね〜!とか大笑いで叫ぶのですが…。
ラジオなので…。リスナーには何が何だか分からない!
が、それが面白い!
明石家さんまさんがゲストに来た時、同様に写真ネタやっていたのですが…。
さんまさんが
リスナーには写真ネタ伝わらんやろ!
「写真ネタやめい!」
という伝説のワード!
明石家さんまさんが常識人となってしまう?という謎ワールドの世界…
その後コサキンは本も出版され…
写真ネタも本には掲載される様になったのですが。
本の書名が
呂゛―コサキンのタクシーの運転手と客の会話
https://amzn.to/3Fmh4dl
まずファンは本の予約注文で「呂゛」で伝えるのに困るという…。
コサキンの意味ねーベスト3 おぴょ〈2〉
https://amzn.to/3PgK2zE
本の題名も「おぴょ(2)」です…。
「おぴょ」を予約注文する田舎の小生の気持ち…
ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
そしてライブイベントもつい最近行われ。
開催期間:2022.12.04
コサキン40周年DEワァオ!
日時
2022年12月4日(日)
【昼の部】 12:30 ロビー開場 / 13:00 客席開場 / 13:30 開演
【夜の部】 16:00 ロビー開場 / 16:30 客席開場 / 17:00 開演
現地には行けず…。生配信で聴取。
そしてTBSラジオでは年に1回ぐらい?の特番で放送!も聞き逃さず!
上記のイベントは、今、配信停止前に何回目かな?の聴取してましたが!
今現在のコンプラ的にも?
キワキワを攻めたヤバいネタも多数でした!
(ヤバいので詳細伏せますが…)
そして「コサキンというラジオ」本著でハマった箇所を下記に羅列。
(ってファンしか分からないかも…)
川岸さんの「2億年許さん!」の真の意味が!
P.125の余った隙間のラッキー池田の写真にニヤニヤが止まらない!
ラビー主催の公演、カンコンキンシアターのパンフレット「軍人魂」を思い出しました!
「軍人魂」、ファンの間では通称グンタマは、舞台公演のパンフにしては異常に凝ったボリュームある謎の作り…!
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